神のみぞ知るセカイ 感想まとめ

過去の感想記事を見たい方はこちらからどうぞ!↓
※4/24完全版更新

2013年10月30日水曜日

神のみぞ知るセカイ FLAG248感想

「理想のセカイ」とは。
助けてもらう身分でありながら、「土下座したら助けさせてあげる」と相変わらず超絶上から目線の香織。
一体どこからその底知れない悪意に満ちた笑顔が湧き出てくるのでしょうか?

はい、神のみぞ知るセカイ 第248話「The Better for My Enemy」感想です。
続きからどうぞ~




余裕の表情で桂馬を見下す香織。
いや、 「見下そうとしている」香織。
なんていうか・・・香織編(?)始まった当初はこんなに小物になるとは思ってもいなかったなあ・・・

そんな香織に対し、外にいるエルシィから厳しいお言葉が。
「でも香織さん助ける必要あるのかなぁ・・・悪い人だし」
エルシィwwwでも、その思いには凄く同感ですねw

香織)桂馬くんはすごく頭が良くって有能・・・
    でも今のままじゃダメ。他人の為に力を使ってるからよ。
    こんな風に人を助けたりする。人生をムダにしてるわ!
    ・・・ゲームってやったことある?
    ゲームの世界なら、自分が幸せならみーんな幸せでしょう?
    でも世の中は・・・みんなが自分のゲームを遊んでいるようなものなの!
    幸せになるためには、
   他の人をギセイにしなきゃいけないのよ!!

かなりえげつない発言・・・
ですが言いたいことはすごく分かりますね。
確かに、結局は他人ではなく他ならぬ「自分」が満足することこそが幸せと考えることもできるからです。
少なくとも香織はそういう考え方であると。

しかし・・・桂馬にも、桂馬なりの「理想のセカイ」というものがある。
桂馬)全ての人が幸せになる結末が・・・あるはずだ!
香織)夢みたいなこと言うのね。桂馬くんは。
桂馬)そうだ・・・ボクは夢を見てた。でも・・・見えた気がする・・・
    理想のセカイが、どういうものなのか・・・
   ボクはたどりつかなくちゃならない。
   本当のエンディングに。
   そのために、ボクは元の世界に戻る!
桂馬の思う「理想のセカイ」とは・・・

現在に帰ろうとしている点から、何か桂馬ができることなんでしょうね。
世の中には、おそらく香織のように考えている人もいっぱいいることでしょう
悪意があるなしに関わらず。
だからこそ、香織はじぶんにとっての理想のセカイである「自分にとって都合のいい世界」を実現しようとしていたのですね。
逆に桂馬は今まで、その「誰かのギセイ」というものを自分自身が払ってきたような気がします。
自分以外全ての人の幸せのために、自分をギセイにして。
しかし・・・桂馬は何か、理想のセカイがなんであるかこの過去編を通じて見えたみたいです。

このシーンで特に印象に残っているのは、小学生の香織よりも中身が高校生の桂馬の方が夢みたいなことを言っているということですね。

桂馬)お前、勘違いしてないか?
    ボクは、アクマの味方だよ。
    アクマの計画は、成功してもらわないと困る!
    お前に穴があいても、ボクは一向に困らない。
    さあ、切り札があるなら出した方がいいぞ。
    万が一のときの保険を。
確かにねww
計画は順調に進めてもらわなければ困るが、
その一方で、悪魔たちに連れていかれてしまうのは阻止しなければならない・・・
ある意味では味方だけど、ある意味では敵という何とも言えない関係ですね。

それと、よくよく考えるとエルシィも悪魔ですからどっちにしろ「アクマの味方」ですww
うん。確かに嘘は何一つ言っていないですねww
ついに根負けし、機械を取り出す香織ですが・・・
ドクロウにいとも簡単に奪われてしまいます。

香織)返して!それを使ったら、あの機械を止められるのよ!
    桂馬くん、そのスイッチを使って!
    使えば女の子はみんな助かるわよ!

なんという必死の形相・・・
もはやそこにいつもの余裕の笑みはありません。
っていうか香織のイメージ自体も最初と比べてだいぶガタ落ちだよ!!

桂馬をおどせば自分の立場を守りつつ助けてもらえ、
万が一それが無理でも最終手段がある、という状態だったので、
よもや自分が助からない可能性がでてくるとは1mmも思っていなかったのでしょうね。

スイッチを窓の外へと投げ捨て、教室を去ろうとする桂馬。
香織は「どうして捨てるの!?」と悲痛な叫び声を上げます。

しかし、香織にとって現実は非情でした。

桂馬)香織、お前はゲームをなめてる。
    確かに現実はクソゲーだ。
    理不尽で・・・非論理的だ・・・・・・
    だが、難しいゲームを簡単に済ませようとする奴に、
    ハッピーエンドは来ない。

無情にも閉められる扉。
さっきまで必死にドアを叩いていた香織ですが、ついにぺたりと膝をつきます・・・

ドクロウによると、きっと香織は桂馬と友達になりたかったのではないかと。
おそらく、あまりに頭がよすぎて周りを見下してきた結果、自分に比肩しうる存在がいなかったんでしょうね。
それで始めて現れた、唯一自分と肩をならべる桂馬と友達になりたかったと。

だからこそ、始めからスイッチを使うのではなく桂馬と交渉することを選んだんじゃないかとドクロウは推測するわけですね
う~ん、ここら辺は正直どうか分かりませんね・・・

ちなみに・・・
あくまで桂馬は「全ての人が幸せになる」ことが理想ですので、
さりげなく香織を助けていました。
香織の首輪をドクロウに外させていたんですね。ホントいつやったんだか・・・
ホントにドクロウが有能すぎてやばいですねww

ついに終わりに近づきつつある過去編。
来週は休載だがな!!

7 件のコメント :

匿名 さんのコメント...

>だが、難しいゲームを簡単に済ませようとする奴に、ハッピーエンドは来ない。
若木先生のゲームを割ってる人やチーターへのメッセージのようなものにも感じましたw

陸 さんのコメント...

いよいよ過去編クライマックスですね!

白抹茶 さんのコメント...

>匿名さん
な、なるほどw
モンハンとかでつい攻略サイトに頼ってしまう僕には耳の痛いお言葉ですww

白抹茶 さんのコメント...

>陸さん
ですね!
いよいよ大詰めです!

匿名 さんのコメント...

何だかんだで好きなキャラだったなあ、香織。

白抹茶 さんのコメント...

>匿名さん
大物っぽい登場からの変貌が、憎めないキャラですよねww
よくもわるくも、今までにない感じのキャラでした!

匿名 さんのコメント...

ドクロウ=二階堂確定のような展開が見られてるけど
この辺を見ると香織も絡んでるような気がしないでもなく。

コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...