図書館での「カンヅメ」スタート!!
はい、第148話 「かくも長き籠城」 感想です。
続きからどうぞ~
図書館での見張り付きの創作活動が始まりました。
まず、桂馬がハクアに「カンヅメ」をすることにした理由を説明。
かなり考えた後だろうし、大傑作を考えつかないことには書ける気がしないだろう。
↓
すると、意図的にタイムアップして創作活動から「逃げ」るかもしれない・・・
↓
それをまずは防がなければならない。そして、
↓
なんとしてでも傑作を書いてもらう
桂馬)それ以外のシナリオはボクの想定にない!!
おお!一見無責任のように見えるけど、桂馬の中でもう成功の「シナリオ」は出来ているのか・・・
そのハクアは、「地区長の報告会」とやらがあるそうで少し出かけるようです。
その出かけ際に、
「疲れ気味だから、無理しないでね。」
と声をかけて行くハクア。ハクアがいなくなったら、その分までもっと無理しそうですもんね。桂馬。
桂馬は再び図書館に戻り、栞の監督を開始。
そんななか、栞の頭の中に聞こえてきたのは「カシラギ」の声
カシラギ)栞は変わったよ
君は本を読んでいるだけで満足だったんじゃないの
かい?
小説を書いて・・・
誰に読んでもらいたかったんだい?
栞)・・・・・・
誰かのためなんかじゃない・・・
私はただ・・・・・・
ただ・・・
心にモヤモヤが広がってくるの・・・
あれ以来・・・胸がずっとドキドキして・・・
何かしなくちゃ・・・
心が・・・身体が・・・爆発しそうだった・・・
何かせずには、いられなかったのよ!!
「モヤモヤ」とは、自分は籠城した日以来変わったのだが、そのきっかけは何なのか、ということでした。
そのモヤモヤを「何かせずにはいられなかった」時に心の中の「モヤモヤ」の代替物として産み出したのが「カシラギ」。しかし、「カシラギ」はあくまでも幻影に過ぎず、その正体は栞自身であるように感じました。つまり「カシラギ」の問いは自分自身への問いかけであり、このシーンは栞の心の中の葛藤そのものであると思います。
そして、このモヤモヤを越えなければ書けないわけですが・・・まだ何かが足りない。
そこで、桂馬がそれを後押し。
桂馬)お前なら書けるよ。
誰よりも面白い話。
栞のことを書けばいいんだよ。
図書館のなかでずっと住んでいる。
本を愛する娘の話・・・
でも、人づきあいは不器用で・・・
図書館に立てこもってしまう・・・
そんな娘の話が読みたいんだ・・・
籠城した日にいた「誰か」がやはり桂馬だったということを知り、モヤモヤの正体がわかりました。つまり、真の意味で桂馬に再会することができた、ということです。これで今度こそ書ける、いや書かなきゃいけない。
ちなみに、さりげなく桂馬のこの言葉は、「栞があの日のことを覚えているか」すなわち「栞に女神はいるのか」ということを探ることもできる、というまさに秀逸な言葉なんですね。
FLAG146の「エンディングが見えたぞ!」という時点でここまでの流れをすでに読んでいたんでしょうか?さすがすぎますww
何はともあれ・・・
頑張れ栞!!
今回は栞の攻略後の思いがいっぱい詰まった回でした。きっと、栞は書きあげてくれるでしょう!
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2 件のコメント :
桂馬さすが〜(^w^/)
最高だな!!
必要最低限のことしか言わず、しかもしっかり後押しする・・・さすがと言わざるを得ませんね!
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